管理薬剤師とは異なりますが、
薬剤師の知識を利用するうえで、
MRになって働くことも1つの手です。

MRとは「Medical Representatives」の略で、
一般に「医薬情報担当者」と呼ばれます。

簡単に言えば、製薬会社の営業担当者のことであり、
病院、診療所、調剤薬局などを訪問し、
医師薬剤師などに自社製品のについての
宣伝情報提供を行う営業マンの方々です。

かつてMRがプロパー(「宣伝者」の意味)
と呼ばれていた時代、彼らは医薬品の営業マンという位置づけで
薬学の出身者はほとんどいませんでした。

ですが、現代では医薬品に関する
深い知識が必要とされ、
医療従事者へ情報をフィードバックするという
大切な役目も担っています。

そこで1997年より、MRの資質向上のため、
厚生労働省認可の民間団体による
MR認定証の交付が始まりました。

民間資格とはいえ、
これを持たないMRはあまりいません。

試験の合格と、実務経験実務教育を受ける必要がありますが、
薬剤師の資格を持っていれば、試験の3科目のうち
「医薬品情報」「疾病と治療」は免除され、
「医薬概論」のみでOKです。

文系出身者のMRは減少する一方で、
代わりに薬学部の出身者は増加傾向にあります。
薬剤師MRの活躍する場が徐々にでき始めています。

新卒時は医療業界以外の他職種に比べて
若干いい程度の給与ですが、
成績によってはその後の伸びが非常に大きいのが特徴です。
平均年収は1000万円を超える企業もあり、
勝ち組サラリーマンとなりえます。

ただ外資系企業を中心に売り上げノルマが厳しく
賞与額の変動が大きい場合がある。
担当エリアに医院や調剤薬局が新規オープンすることで、
棚からぼた餅的に売り上げがあがり、
多くの賞与が得られる場合もあるので、
どちらにしても成績次第で年収は大きく変わります。

診療に役立つ情報を提供したり、
時に医師とディスカッションしたりと
非常に高い知識が要求されます。

また製薬企業(会社)全国転勤があり、
年収は高いもののマイホームを買ったり、
定住することは難しい場合もあります。

昨今では残業抑制などもあり帰宅が
それほど遅くなることはありません。
ただ医師会薬剤師会などの
勉強会を手伝うことも多く、大学病院の担当をはじめ、
大規模病院で主要医師の担当となると、
講演会や学会などへの同行など、
休日も仕事となることもあり、激務高給が特徴

以上が、製薬会社MRの傾向でした。
これらをまとめますと、

1、コミュニケーション能力・ストレス耐性が高い方にお勧め。
2、激務でも高給が良いという方にお勧め。
3、何かを勝ち取ること、勝負好き・競争心の方にお勧め。
4、全国勤務でも構わないという方にはお勧め。

といったことになります。では次項に関しましては、
製薬会社の研究職について待遇や働き方
を見ていこうと思います。